「コール天」とも呼ばれ、布地の表面がビロードのように毛羽(けば)立ち、畝(うね)が縦方向に立った織物をいいます。
綿素材が一般的で、強度を増すためにポリエステル、またストレッチ性をつけるためポリウレタンなどを混ぜたものもあります。
表面の毛羽立ちが保温性を高めるため、秋冬用のジャケットやパンツ、スカート、ブルゾンなどに使われます。
畝の幅が細いものを細コール、太いものを太コール、その中間を中コールと呼びます。
名前の由来は、フランスのルイ14世の戴冠式に献上されたことから、庭師の制服として採用され、そこからCorde du Roi(王様の畝)と名付けられたといわれます。