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ゴム編みとかリブ編みともいわれる、横編みニットの代表的な組織です。
丸編み機で編む時は、フライス編みとも呼ばれます。リブとは肋骨(ろっこつ)の意味で、表目と裏目が交互に配列され、その隆起が肋骨のようにみえることが名前の由来になりました。
編地は横方向の伸縮性が大きいのが特徴で、ニットの袖口や裾、靴下などに用いられるほか、体にフィットする細身のセーターやカーディガンなどにも用いられます。
インドのカシミール地方原産の山羊(カシミヤ山羊)が由来で、そのカシミヤ山羊の毛のこといいます。現在では中国、モンゴル、イランなど寒暑のきびしい山岳地で産出されています。
その体毛は、極寒を防ぐため2重構造になっており、外毛は15~20cmの硬い毛ですが、その下には長さ2~3cmのなめらかで絹のような光沢をもつ内毛が密生しています。
この内毛は、人間の髪の毛の1/5くらいの細さしかなく、柔らかさ、風合い、軽さ、保湿性にすぐれているのがカシミヤの特徴です。
ちなみに1頭から採れる量はわずか150~200gでしかなく、1着分の服地をつくるためには30頭分ぐらいの内毛を集めなければならないといわれています。
胸元が着物のように打ち合わせになったデザインのこと。本来はフランス語で「胸(クール)が隠れる(カシュ)」ほどの小さくて短いもの」という意味。バレリーナの練習着がルーツとなっています。
フランス語でカシュは隠す、クールは心臓という意味です。
もともとはベストやボレロのように短めのものを指していましたが、いまでは丈の長さもさまざまで、キモノのように打ち合わせて、胸を隠して巻きつけるデザインをいいます。
ボタンを用いずに前や後ろで結んで整えるタイプが一般的です。
裁断(カット)して縫製する(ソーン)ニットウエアの製法です。
一般的にニットのつくり方は、
① 衣服の形に整えながら編む成型、
② 身頃(パターン)に分割して編んだ部分を合体する半成型、
③ 成型しないで反物のように編み(流し編み)、裁断・縫製の三つのタイプに分けられますが、
カットソーは③の方法です。
カットソーはニットウエアに限った名称で、織物の裁断・縫製には用いません。
代表的なアイテムとしては、Tシャツ、ポロシャツのほかトレーナーやスポーツウエアなど、幅広く使われています。
貨物船(cargo ship)の乗組員が着用していたことが由来で、厚手のコットンでつくられた丈夫なパンツのことです。
太股(ふともも)あるいは膝(ひざ)の部分に,ひだ付きのポケット(カーゴ-ポケット)が付いているのが特徴です。
もともとはワークウエアでしたが、最近ではカジュアルウエアとして着用されています。
ガウチョとは、南米の草原地帯のカウボーイのことで、スペイン人と先住民(通例インディオ)との混血住民をさします。その彼らが着用した、裾広がりのゆるやかな7分丈のパンツをガウチョパンツといいます。
最近は、女性用のデザインとしてスポーティな着こなしだけでなく、エレガンスカジュアルの装いにも用いられています。
キャスケットとは、フランス語でハンチング帽の意味です。前ヒサシだけが付いた帽子の総称です。頭の上の部分が平たく、比較的柔らかい生地でできているのが特徴です。
もともとは男性が狩猟用にかぶったものですが、最近は女性の愛用者が増えています。
もともとは女性用の袖なし下着のことです。肩から細い紐で吊るした腰丈までのトップスで、ペチコートと組み合わせて用いられました。
1990年代になると、Tシャツの上に重ね着するコーディネートが流行し、進化する形でアウターウエアとして定着しました。それに伴いデザインのバリエーションや色柄が増え、今では女性にとって欠かせないアイテムになっています。
キャンディスリーブとは、肘や袖口のあたりをキャンディの包み紙のように絞った形の袖をいいます。ワンピースやブラウスなどに用いられ、ボリューム感のある袖にキャンディのように絞った形は手首がほっそり見える効果があります。
太い綿や麻の糸を使って緻密に織った平織の織物のことで、厚地で強くて丈夫なのが特徴です。
種類や品質が多く、衣服ではワーキング・パンツやブルゾンなどに、そのほかバッグやスニーカー、テント、帆布(はんぷ)、画布などに用いられます。
キルティングとは、表布と裏布の間に綿(わた)・毛糸・羽毛などを詰め、これら3つの層がずれないように、表からステッチで押さえる手法または作品のことをいいます。
保温性に優れているため、コートやジャンパー、スポーツウエア、布団などに用いられています。
ギャザーとは、「集める、寄せる」の意味です。ファッション用語では、布を縫い縮めて立体化したり、美しいしわを出したりする装飾的なテクニックを言います。主に、肩やウエスト、袖口、衿ぐりなどに使われます。
やわらかく華やかな感じが表現できるため、女性用の服に多く用いられています。
ギンガムチェックとは、チェックのなかでも最もシンプルな柄で、白とほかの色1色の先染め糸(織ったり編んだりする前に、糸の状態で染めた糸)を使った格子柄のことをいいます。白と、赤や青、緑などの一色を格子にしたものが一般的です。
カジュアルシャツや子供服、パジャマなどに用いられます。
もともとギンガムとは、白糸と色糸で格子柄か縞柄(しまがら)に織った平織の綿織物のことで、語源は、マレー語で「ストライプ」を表す「gingan」に由来します。
クルーとは、船員や乗組員のことで、船の乗組員などが常用していた、首回りがぴったりしたリブ編みの丸首型ネックラインのことです。
セーターやTシャツ、プルオーバーなどに用いられています。
「クロップ」は端を切り落とすという意味で、裾丈を途中で切り落とした、六分丈から七分丈の長さのパンツの総称です。
シルエットはさまざまで、このように短めの丈のことをクロップト・レングスといいます。
フランス語のパンタクールと同じです。
グレンとは渓谷とか谷間の意味で、スコットランド地方の谷間の地域で織られたのが名称の由来。
スコットランドのグレナカート・チェックの略称といわれます。
小さな格子が集まって大きな格子を構成したもので、千鳥格子とヘアライン・ストライプを組み合わせた柄です。
主にウールの生地に用いられることが多く、男女のスーツやパンツ、スカートなどに多く使われています。
ケーブルは、針金や麻で作られた太い綱のことで、ケーブルニットとは、縄のように編んだ「ケーブル編み」を胸や袖などにほどこしたセーターをいいます。
イギリスの伝統的なフィッシャーマンセーターなどに見られる編み柄です。
ゲージとは、ニット編み機の針の密度をあらわす言葉です。針の密度が低いものをローゲージといい、逆に高いものをハイゲージといいます。
ローゲージのニットは粗く編まれているので、ざっくりとした素朴な編地となります。ハイゲージのニットは細かく編まれているので、洗練された上品な編地となります。
コクーンとは英語で「繭(まゆ)」のことで、ファッション用語では、まゆのような丸みのあるシルエットをいいます。
丸みのあるシルエットのスカートをコクーンスカートといいます。似たようなデザインにバルーンスカートなどがあります。
アオイ科ワタ属の植物、あるいはこれら植物の種子の回りに密生した繊維を指します。繊維を指す場合には、木綿(もめん)、綿花(めんか)とも呼ばれます。
もともとはインドが原産地でエジプトを経てヨーロッパに広がったといわれます。主として温帯地域で栽培され、産出地によって繊維の長さや太さに差がでます。
繊維が細くて長いものが高級綿とされ、その代表に海島綿(かいとうめん)、エジプト綿、ピマ綿などがあります。
繊維の特徴は、伸びにくく丈夫で、肌触りがよくて吸水性があります。
用途はジーンズやシャツ、肌着など幅広く用いられています。
コーディガンとは、その名の通りコートとしてもカーディガンとしても楽しめる、両者の中間的なトップスです。カーディガンのように気軽な感覚で着られるアウターです。コートよりも見た目に堅さが出にくく、やわらかい雰囲気で装えます。
「コール天」とも呼ばれ、布地の表面がビロードのように毛羽(けば)立ち、畝(うね)が縦方向に立った織物をいいます。
綿素材が一般的で、強度を増すためにポリエステル、またストレッチ性をつけるためポリウレタンなどを混ぜたものもあります。
表面の毛羽立ちが保温性を高めるため、秋冬用のジャケットやパンツ、スカート、ブルゾンなどに使われます。
畝の幅が細いものを細コール、太いものを太コール、その中間を中コールと呼びます。
名前の由来は、フランスのルイ14世の戴冠式に献上されたことから、庭師の制服として採用され、そこからCorde du Roi(王様の畝)と名付けられたといわれます。
人間が人工的につくり出した繊維の総称で、人造繊維とも呼ばれます。
原料によってさまざまな種類の化学繊維があります。
大きくは、パルプなどの天然材料を化学的に加工したセルロースからつくる再生繊維、半合成繊維、石油などから化学的な合成や加工によりつくられる合成繊維、および鉱物質からつくられる無機繊維の4つに分類されます。
略して化繊と呼ばれます。